特別展「葛飾北斎と3つの信濃-小布施・諏訪・松本-」と信濃毎日新聞デジタルで連載中の4コマ漫画「ここがわからんばい!信州」(作:高坂梓)のコラボページです。真子と美陽が展覧会をレポートします!

この夏、北斎芸術が信州に集結 珠玉の展覧会
天才浮世絵師・葛飾北斎は、モネやゴッホ、ゴーギャンなど世界的画家を魅了し、ヨーロッパでジャポニズムという現象を生み出すなど、欧米の芸術家に強い影響を与えた世界に誇る巨匠です。
この世界が認めた北斎が信濃と深い関りを持つ画家であることはあまり知られていません。
本展では、「冨嶽三十六景」全46図をはじめとする錦絵の各揃物(「百物語」や「諸国瀧廻り」、「千絵の海」など)や貴重な摺物、美人画や花鳥画など数多の肉筆作品の名品を通じて北斎画業の全貌を紹介しつつ、北斎芸術の代表作である上町及び東町祭屋台天井絵や岩松院の天井絵「鳳凰図」関連作品等によって晩年の小布施時代を概観します。
さらに、数少ない信濃の風景として幾たびも描かれた諏訪湖と諏訪高島藩の家老千野兵庫の肖像画から北斎と諏訪の関係を俯瞰し、また、北斎の高弟・抱亭五清が終の棲家として居を定めた松本地域における絵師としての足跡を紐解くことで、北斎にとっての信濃とは何であったのかを探ってまいります。
見どころ
小布施町上町祭屋台(長野県宝) 小布施町上町自治会蔵

葛飾北斎《岩松院本堂天井絵「鳳凰図(通称・八方睨み鳳凰図)」原寸大高精細複原図》NTT ArtTechnology/アルステクネ蔵

抱亭五清《神功皇后と竹内宿禰図絵馬》深志神社/葛飾北斎《冨嶽三十六景 信州諏訪湖》東京富士美術館蔵


開催期間 | 2023年7月1日(土)~8月27日(日) (会期中、前期と後期で大幅な展示替えを行います) 前期:7月1日(土)~7月30日(日) 後期:8月3日(木)~8 月27日(日) 休館日=水曜日 ※展示替えに伴う本展の休室日は7月31日(月)~8月2日(水) |
---|---|
会場 | 長野県立美術館 展示室1、2、3 〒380-0801 長野県長野市大字箱清水1-4-4(善光寺東隣 城山公園内) |
時間 | 9:00~17:00(展示室入場は16:30まで) |
アクセス方法
長野県立美術館には一般来館者のための駐車場はございません。併設の東山魁夷館北側の駐車場は、大型バス、障がいのある方など信州パーキングパーミット制度にて指定の専用駐車場です。
一般の方は、公共交通機関をご利用いただくか、近隣の市営駐車場や善光寺駐車場などをご利用ください。

公共交通機関でお越しの場合
①JR長野駅善光寺口バス乗り場①から、アルピコ交通バス 11系統 善光寺経由 宇木行、16系統 善光寺・若槻団地経由若槻東条行、 17系統善光寺・西条経由若槻東条行で「善光寺北」下車 (所要 時間約15分)。バス進行方向徒歩約3分。
②JR長野駅善光寺口バス乗り場①から善光寺行き「びんずる号」で 「善光寺大門」下車(所要時間約13分)、表参道を善光寺本堂方向に歩き、本堂を右方向、城山公園へ 徒歩約10分。
土日祝日は「城山公園前」下車。
③長野電鉄「善光寺下駅」下車、城山公園へ徒歩約15分。
当日券
- 一般
- 1,600円(20名以上の団体は1,500円)
- 中高生
- 800円(20名以上の団体は700円)
- 小学生以下
- 無料
お得な割引情報
NAMコレクション展および東山魁夷館との共通料金
一般2,100円、大学生及び75歳以上1,900円
リピーター割引
一般当日券1,600円⇒1,300円、中高生当日券800円⇒700円
※本展の使用済み前売券、当日券、招待券を受付にお持ちいただくと、特別割引で入館いただけます。
信濃毎日新聞 ID割引チケット
信濃毎日新聞デジタルの会員ID(信濃毎日新聞IDの無料会員以上)をお持ちの方限定の割引チケットです。
◇料金 当日券 1,400円 (一般のみ)
◇購入方法 ローソンチケットまたはセブンチケットの専用ページからご購入ください。
ご注意事項
- それぞれの窓口で1会員IDあたり合計4枚まで購入可能です。
- 店頭販売機では購入いただけません。
- 7月26日時点でIDをお持ちの方が対象です。
- 割引券の併用はできません
- 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と、付き添い1名は無料
チケットのお申込み・プレイガイド
- ローソンチケット(信毎ID割引) ※信濃毎日新聞IDをお持ちの方限定割引です。
- セブンチケット(信毎ID割引) ※信濃毎日新聞IDをお持ちの方限定割引です。
お問い合わせ先
展覧会やイベントに関するご質問は長野県立美術館にお問い合わせください。
長野県立美術館 Webサイト
☎ 050-5542-8600(ハローダイヤル)
漫画家:高坂 梓
福岡県出身・上田市在住。
物心ついたときから真田幸村を愛するいわゆる歴女。
2018年に「上田真田まつり・真田幸村公役オーディション」にて最優秀賞を受賞。主演・真田幸村役を演じたことをきっかけに長野県に移住。
幸村の故郷・信州をもっと広く知ってもらいたいという思いで「博多っ子が移住で見つけた長野県のびっくり」という独自の視点で体験漫画を発信したところ、話題となり各メディアの取材を受ける。
4コマ「ここがわからんばい!信州」信濃毎日新聞デジタルにて大好評連載中!
